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ぼつぼつとたわごと。

感性という言葉の定義

友人と学び系のマッチングサービスを立ち上げようと準備中。まずは、スモールスタートということで、以下のことを進めていきます。

 
  • 小さく作って実験する
  • 競合のビジネスモデルを調べる
  • やるべきことの方向性を定める
 
ドメインはお金を出して買いはしたもののサーバーはAWSで作り、メールサーバーはoutlook.comでセットアップしました(Google Apps使いたかったが有料になってた、、、)。システムもConcrete5を入れてひとまずはトップページとフォームだけのホームページを立ち上げ済み。
 
何ヶ月かは実験の日々となりそうですが、色々と展開していけそうなので楽しみです。
 
そういえば、先日リーンスタートアップという本が気になって買って読んでみたのですが、小さくはじめよ!と謳っている割には本の中身自体が少々冗長でした。
リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

 

結局は自分で手を動かして最小限のサービスを作り、使ってもらえる人がいるかどうかをまずはチェックせよというのが、この本の8割がたの主旨。

 
色々なデータを見て改善するなり、製品の在り方をスピード感を持って変えていくのは今の時代当たり前のことだと思うのですが、古い考えにとらわれた企業のお偉いさんや守りに入っている人にとっては耳の痛いやり方なのかもしれませんね。そういう人たちへ向けての啓蒙の本なのかも。これは。
 
もう一冊、年末年始にドワンゴの川上さんの本を買って読みました。
 

こちらはなかなか勉強になります。ブルーオーシャンなんてカッコつけた言葉は全く出てきませんが、要は自分だけの戦うフィールドを作れというのが主旨。思考法というタイトルから勘違いしそうですが、ニコ動というオンリーワンのサービスを産み出した川上さんの思想書と言った方がよいでしょう。以下、一番心に刺さった箇所の引用。

独自性を持つ、独自性を保つ ー というのは非常に難しいことです。
たとえば、その独自性が「お金で解決されてしまうこと」、つまり「他社が資本を投下することで簡単に追随できること」であれば、意味はありません。そのことが真の差別化要因になった瞬間に、他社も追随するだけの話でしょうから。
独自性を保つ上では、明快で他社が追随しやすい差別化を行うよりも、何が差別化なのか、ちょっと考えただけでは理解できないものであり続けることが大切というのが僕の考えです。
そのためには、自分自身が理解できることであってもダメなんじゃないかと実は思っています。なぜなら、自分が理解できるものは、他人も理解できる可能性が高いからです。自分でもわからないものであれば、他人にもわかりようがありません。
こう書くと「それなら、めちゃくちゃなのがいいということか?」と思われるかもしれませんが、それも違います。理解できそうで理解できないぎりぎりの境界線上に答えがあるというのが僕の結論です。「きちんと説明できないんだけど、正しいと自分が思うこと」 -  これを人間は「感性」という言葉で表現してきたのではないのでしょうか。
 
以前読んだ将棋の羽生さんの本の内容がフィードバックした。
 
「直感の7割は正しい」
 
だったっけ。
 
ただ、何も考えていない凡人が川上さんや羽生さんのマネをすると普通にコケるだけのような。
徹底的に考え抜いた上で覚悟を決めて直感に頼りたいところではあります。